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国後島で行政報告会 人口11,800人で増加傾向続く 移住者220人を記録 平均賃金も伸びて62,000ルーブルに

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/3/1

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル行政府は2月28日、ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館で行政報告会を開催した。国後島色丹島の住民をはじめ企業、軍関係者らが出席した。冒頭、ブラシェンコ市長が2018年の予算執行と2019年の施政方針について説明した。それによると2019年1月1日現在の南クリル地区の人口は11,800人。依然として出生率が死亡率を上回っており、自然増は49人(昨年45人)、新たに移住した人は220人に達した。2018年の地域経済の状況では就労者数が3,300人で、前年より100人増加した。これは水産加工企業が雇用を拡大したためだ。2018年12月末の失業率は0.4%だった。また、従業員1人当たりの平均賃金は62,100ルーブル(105,500円)となり、2017年の57,700ルーブルと比べて7.6%増加した。年金の状況は2019年1月1日現在で24,800ルーブル~25,500ルーブルで、サハリン地域の最低年金額の1.8倍となっている。この後、ラドチェンコ副市長が「住宅と公共サービス」、シマコワ財務部長が「2018年予算執行結果について」、ピキツィーナ建設部長が「住宅建設と社会的重要施設の建設について」、ネメシーナ教育部長が「南クリル地区の教育制度について」、サヴォキナ中央病院主任医師が「ヘルスケアの活動の結果について」それぞれ報告した。

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