❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2018/11/30
ロシアの世論調査会社「レバダセンター」の全国世論調査によると、ロシア人の17%が「クリル諸島のいくつかの島を日本に引き渡すことに賛成」と答えた。2016年5月の調査ではわずか7％だった。1992年以来、引き渡しを支持すると回答した人の割合は最高でも12％を超えることはなかった。今回の調査は11月22日～28日に、全ロシアから1,600人を抽出し直接面接で実施。質問の表現は「南クリル諸島の主権を巡る問題は、日露関係の発展と平和条約締結の障害となっている。あなたは個人的には、いくつかのクリル諸島を日本に移転し、平和条約を締結し、ロシアと日本の経済協力を発展させるという考えを支持するか、支持しないか」と問いかけた。 回答者の17％が島の移転を支持し、74％は反対、分からないが9％となった。過去の質問では、「長い間、ロ日関係発展の障害となっているのは南クリルを巡る領土問題である。あなたは原則として、ロシアがこれらの島を日本に引き渡すことに反対かどうか」と尋ねていた。日本に対する印象についての質問では、「大変良い」、「まあ良い」が2017年12月の48％から61％に増加した。
