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サハリン-南クリル航路に「サハリン8」投入も、色丹に寄港せず

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2018/11/9

サハリン州政府は唯一の貨客船が修理のため1カ月以上運休するサハリン-南クリル航路に、ワ二ノ(ハバロフスク)-ホルムスク(サハリン)航路で使用されているフェリー「サハリン8」を投入することを決めた。定期船の運休に関して、島民は「島の崩壊につながる」と激怒していた。サハリン州当局は「サハリン8はワ二ノ-ホルムスク航路とサハリン-南クリル航路の両方で運航することになるが、問題ない」と語る。しかし、サハリン8は技術的な問題から色丹島に寄港しないことが判明した。このため、国後島色丹島間のはしけ船の運航を週4回、ヘリコプターによる輸送を週3回に拡充する。さらにユジノサハリンスクからの定期航空路の機材を大型化し、輸送量を拡大することも決定した。サハリン8は最初の航海は11月12日に予定されている。貨客船ファルフトジノフ号の修理は11月7日から12月17日まで予定されている。