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国後島の自然保護区でヒグマの生息調査 今秋は90頭を確認

 

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2018/10/29

国後島のクリル自然保護区の職員が9月から10月にかけて、保護区内のサケの産卵河川床でヒグマの個体数を調査した。今年はカラフトマスが大量に遡上して産卵し、気候も安定していたことから、最もアクセスが難しい地域を含めて14の河川で調査を実施し、ヒグマの総数は90頭を記録した。これは平均的な生息数だが、今年の特徴は子グマを連れたメスが減少していることだ。前年の秋にエサが十分確保できず、栄養失調のため冬眠の時期が遅くなった。冬眠中も目を覚まして森をさまよったがエサは見つからず、春まで生き残れなかったヒグマもいたとみられる。秋のエサ不足と厳しい冬が若い個体の繁殖と生存に影響を与えた。今年はおびただしいカラフトマスが産卵のために河川を遡上しており、木の実やブルーベリーも豊富なことから、ヒグマにとっては恵まれた秋になるだろう。