北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-12-20から1日間の記事一覧

択捉島 チョコレートと小さな路線バスの旅

択捉島に住むリュドミラさんは、国営農場にあるバス停に向かって歩いていると、111番と書かれた新しいバスが目に入った。バスのドライバーがフロントドアを開けてくれた。彼女が乗りこむと、車内には何かの飾りつけなのか風船が結ばれていた。彼女は言った。…

北方領土返還運動で根室振興局と根室高校が連携

北方領土返還運動の担い手を育成しようと、根室振興局は根室高校と連携し、北方領土問題に取り組む部活動の支援などを行うことになりました。北方領土返還運動をめぐっては元島民の1世が高齢化し、運動の担い手確保が課題となっています。こうした中、根室…

開戦、シベリア抑留の記憶を次代に 語り部・神馬さん

抑留体験者らでつくる札幌の市民団体「シベリア抑留体験を語る会札幌」の語り部、神馬(じんば)文男さん(96)=札幌市厚別区=が6日、札幌日大高(北広島市)で自身の過酷な戦争体験を語った。81年前となった太平洋戦争開戦日の8日をあすに控え、神…

占領後、命がけで故郷へ 色丹島出身・新浜一郎さん(96)=根室市<四島よ私たちの願い 日ロ交渉停止>22

1945年(昭和20年)の旧ソ連による北方領土占領を受けて多くの日本人が島を脱出する中、自らの意思で島に渡った人がいる。色丹島出身の新浜一郎さん(96)=根室市=。本州で終戦を迎えた新浜さんは故郷の家族に会うため、同年11月に夜闇に隠れて…

北クリル・オネコタン島沖でホタテの資源量調査 ヴニロ「若い貝が大部分占め、資源量安定」と評価

全ロシア海洋漁業研究所(ヴニロ)の科学者たちがクリル諸島北部(北千島)の沿岸でホタテガイの資源量調査を行った。調査は10月から11月にかけて中型トロール漁船を使用し、極東におけるホタテガイの主な漁場となっているオネコタン島(温禰古丹島)の沿岸で実施…

ロシアと日本の漁業交渉スタート  北方領土周辺の安全操業協議は未定

日本とロシアは、互いの200カイリ排他的経済水域(EEZ)における相互漁業に関する2023年の操業条件を決める協議をオンラインで開始した。タス通信が日本の水産庁の情報をもとに報告している。協議は12月23日まで続く。(sakh.online 2022/12/20) 日ロ地先沖合漁…