北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-06-20から1日間の記事一覧

国後島の海岸 花びらのような平らなウニの殻

国後島在住のエレナ・ロマネンコさんが、海岸で花びらのような平らなウニの殻を拾った。SNSのテレグラムチャンネル「南クリル諸島の観光とエクスカーション」で紹介されている。国後島の海岸を散歩すると、何かしら珍しいモノに必ず出会う。平らなウニは、一…

西側から制裁 オリガルヒのスーパーヨット サハリンのコルサコフ入港

西側の制裁対象になっているロシアのオリガルヒで億万長者のアレクセイ・モルダショフ氏が所有するスーパー・ヨット「ノルド」がサハリンのコルサコフ港に入る様子が19日、ドローンで撮影された。「ノルド」は、ロシア最大鉄鋼関連企業「セヴェルスターリ」C…

北方領土でロシア軍の演習相次ぐ 日本への強硬姿勢を示す狙いか

ロシアのウクライナ侵攻後、北方領土でのロシア軍の演習が相次いでいる。国後島の現地行政府が発行する新聞「ナ・ルベジェ」は15日付で、同島南部の演習場で13日から月末まで3度にわたるロケット弾などの射撃訓練が始まったと報じ、住民に演習地へ立ち入らな…

樺太での国際交流、育英館大が映像作品に 日本人と旧ソ連人、同居通じ心通わせる

【稚内】育英館大(旧稚内北星学園大)は樺太(ロシア・サハリン)の終戦後の歴史をたどる映像作品「わが家にソ連人がやってきた」を制作した。日本人と旧ソ連人が一つの家に住む奇妙な共同生活「混住」を通じ、民族を超えて心を開いた史実を紹介する作品。…

暴力や飢餓、過酷な引き揚げ体験 終戦直後、海外に660万人 抑留され帰国できぬ人も

太平洋戦争で日本が降伏した1945年(昭和20年)8月の時点で、海外にいた日本人は約660万人とされる。当時、国内の人口は約7200万人で、国民の約1割に当たる人数だった。その多くが暴力や飢餓にさらされ、過酷な引き揚げを経験した。(北海道新…

「ソ連兵から身を隠した」ウクライナ侵攻でよみがえる樺太の体験          <引き揚げの記憶 戦争を語り継ぐ>1 

ロシアがウクライナに侵攻してから、まもなく4カ月になる。太平洋戦争後、樺太(サハリン)や旧満州(現中国東北地方)などからの引き揚げ者の中には、戦火を逃れるウクライナの人たちに、77年前の自分たちの姿を重ねる人もいる。「戦争」によって日常の…

北クリルで太平洋サケの総合的な研究調査 ヴニロの調査船がウラジオストクを出港

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロの海洋調査船「ウラジオストク」がクリル諸島(千島列島)の太平洋サケに関する包括的な研究調査のため17日、ウラジオストク港を出港した。科学者らは、産卵のためクリル海峡(占守海峡)を通過するカラフトマスについて、移動のタ…

国後島のクジラの死骸 体長18mのマッコウクジラだった 死因は老衰か

先日、国後島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石)に近い海岸に打ち上げられたクジラの遺体は、マッコウクジラと分かった。クリル自然保護区とモスクワ国立大学の研究者が一緒に現場で測定などを行い、サンプルを採取した。死骸をどうするかについて、クリル自然保…