北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-01-14から1日間の記事一覧

ビザなし渡航の早期再開、日本人墓地の調査と墓石の修復を 知事、林外相らに要望

鈴木直道知事は12日、外務省を訪れ、新型コロナウイルスの影響で2020、21年度と2年連続で中止となった北方領土ビザなし渡航について、早期再開などを求める要望書を林芳正外相に提出した。要望書では《1》領土問題解決に向けた外交交渉の加速《2…

秋サケ不漁 国後・択捉でロシア側「先獲り」か さけます水試が言及

近年の秋サケ不漁の原因について、道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭)が、北海道沿岸に戻る前に北方領土の択捉島や国後島の定置網でロシア側の漁業者が混獲している可能性に言及した。道東の漁業者の間では10年以上前からロシア側の「先…

日ロ友情、始まりの地図 光太夫とラクスマン共同製作 有志が根室市に複製寄贈へ

ロシア初の遣日使節アダム・ラクスマンの根室来航から今年で230年となるのを記念し、根室市民有志がアダムの父キリル・ラクスマンとロシアに漂着した船頭の大黒屋光太夫が共同製作した日本地図の複製写真を根室市に寄贈する。光太夫はキリルの尽力により…

国後島・クリル自然保護区の訪問者数が倍増 昨年は3,234人を記録 モスクワから500人

2021年に国後島のクリル自然保護区を訪れた観光客など訪問者数は3,234人に上り、前の年から倍増した。ほとんどは観光客だという。自然保護区には3つのエコツアー・コースがあるが、最も人気が高かったのはゴロブニン火山(泊山)のカルデラで2,766人、405グル…

国後島のユジノクリリスク(古釜布)は2度、再建された

国後島ユジノクリリスク(古釜布)は、モスクワから8つのタイムゾーンを隔て、7,000hm離れた東の国境に位置している。同じ名称を持つ地区行政の中心地は、これまで少なくとも2回再建されているが、それはなぜか。ユジノクリリスクに最初に定住したのはアイヌ民…