北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-01-11から1日間の記事一覧

パラムシル島 川を上るトド 

北クリルのパラムシル島セベロクリリスクの住民が、海から川ら入り、上流に向かって泳ぐトドを撮影した。目指す先には水産加工場があり、そこへ行くと工場で使われなかった魚の残滓がゴミとして捨てられているのを知っているためだ。住民によると、定期的に…

択捉島・瀬石温泉の女性 仮想通貨取引詐欺で200万ルーブルだまし取られる

択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)在住の32歳の女性が仮想通貨取引詐欺で200万ルーブルを失った。女性は、インターネットのサイトで、仮想通貨への投資で利益を上げられるという情報を信じ、取引サイトに登録。昨年11月1日から同30日までの間に見知らぬ…

択捉島・瀬石温泉のボイラーハウスの修理工事終わる 昨年11月、雨漏りなどで床上浸水

択捉島の軍の町ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)のボイラーハウスの修理が完了した。昨年11月下旬の暴風雨の際、雨漏りなどによる床上浸水で使用できなくなっていた。国防省傘下の国家予算機関や自治体の住宅・共同サービス、請負業者が協力して雨水管の追加…

国後島、択捉島で公現祭の行事「沐浴」実施へ ロシア正教の教区が決定

ロシア正教のサハリン教区とクリル教区は1月19日夜にエピファニー(公現祭)の行事として、川や湖に張った氷に穴をあけて冷水で身を清める沐浴を実施すると発表した。クラスノヤルスクのように、一部地域では沐浴を禁じ、違反者に罰金を課すところもあるが、サ…

発達した低気圧がクリル諸島に接近 12日~13日は暴風雪に注意

サハリン地域の水文気象センターは12日から13日にかけて、急速に発達する低気圧の影響で北方四島を含むクリル諸島(千島列島)では最大38mの強風が吹き、12時間で15~49mmの大雪が予想されると強調した。暴風雪は13日も続く見込み。(astv.ru 2022/1/11)

オホーツク文化 物語る 北構コレクション 重文級の考古資料  学芸員とっておき秘話 根室市歴史と自然の資料館・猪熊樹人さん

根室市歴史と自然の資料館には、いずれ国の重要文化財に指定されるであろう「お宝」が眠っている。「北構コレクション」と呼ばれるオホーツク文化を中心とする13万点余の考古資料だ。在野の考古学者、北構保男氏(享年101)が亡くなる3年前の2017年、寄贈した…

根室の無人島ユルリ、モユルリ エトピリカ繁殖確認できず 生息環境悪化 個体数維持「危機的状況」

ロシアが実効支配する北方領土を除くと国内で唯一、絶滅危惧種の海鳥エトピリカが繁殖している根室市の無人島ユルリとモユルリの付近で、2021年の繁殖が確認されなかったことが環境省への取材で明らかになった。気候変動で餌となる魚が減るなど生息環境の悪…