北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-10-06から1日間の記事一覧

元島民ら洋上慰霊 羅臼町と連盟支部、独自に初企画

千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は6日、北方領土の元島民や遺族が船上から先祖を供養する「洋上慰霊」を根室海峡の日ロ中間ライン近くで行った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、北方四島での墓参が2年間行われていない…

根室--国後海底電信線「陸揚庫」 ケーブル発掘調査と雑草除去作業

登録有形文化財への登録が待たれる「陸揚庫」の総合的な調査の一環として、根室市は国後島へ延びていた海底電信線(ケーブル)の状況を把握するため、10月9日(土)に陸揚庫周辺で初めて発掘調査を実施します。 根室市が設置した北方領土対策に関する専門家会…

国後島・古釜布 魚油と魚粉生産工場が完成 総事業費33億ルーブル

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で南クリル・リボコンビナート社が建設していた魚油・魚粉工場が完成した。検査を受けた後、11月上旬に稼働する予定。これまで捨てていた魚の内臓などの残渣から魚油・魚粉を生産する工場で、生産ラインはタイから輸入した。…

国後島の自然保護区職員 ユーラシア鳥類調査に参加 25種2,700羽を確認 

10月3日、国後島のクリル自然保護区のスタッフが国際的な取り組みである「ユーラシア鳥類調査」の一環として、国後島で鳥類の生息調査を実施した。調査はユジノクリリスク(古釜布)、オトラダ(近布内)、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)近郊の海岸線7.5lmのルート…

ウルップ島で発見さたれ巨大マッコウクジラの頭蓋骨 大陸横断9100kmの輸送大作戦 モスクワ大学に到着

2019年にロシア国防省とロシア地理学会が実施したクリル諸島ウルップ島(得撫島)での科学調査で発見された体長20mのマッコウクジラの頭蓋骨がモスクワ大学の博物館に無事到着した。頭蓋骨は2019年に行われた「東の要塞--クリル諸島」と銘打った大規模な科学調…