北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-09-24から1日間の記事一覧

国後島 保護区北部の爺爺岳近くで土壌調査 モスクワ大学の学生ら

国後島のクリル自然保護区で8月12日から9月9日まで、モスクワ大学の学生たちによる地質学的調査が行われた。参加したのは同大学地理学部の学生グループ7人で、保護区の研究者の指導のもと、保護区の北部にあるサラトフスカヤ川(セオイ川)とチャチナ川(音根別…

ロシア漁業庁長官 北方領土漁業コンビナートを相次いで視察

ロシア漁業庁は、9月22日、サハリン州へ出張中の同庁長官シェスタコフが北方領土の漁業コンビナートを相次いで視察したと発表した。まずシェスタコフは択捉島沿岸で操業中のシロザケ操業の現場を視察、同島キトーヴイ(内岡)の”ギドロストロイ”(Гидростро…

択捉島の中学校で始業前に国歌演奏 校長「圧倒的多数の親は賛成した」

択捉島クリリスク(紗那)にあるクリル中等学校では、学校長のイニシャティブで毎日の始業前にロシア国歌が演奏される新しい伝統が始まった。国歌は1日1回、午前8時35分に演奏される。時間は1分間でワンコーラス。児童生徒と教職員は起立して聴く。20年以上軍…

択捉島のクリル中等学校で毎日、国歌演奏 一部住民が反発

択捉島クリリスク(紗那)のクリル中等学校では、児童生徒にロシア国歌を強制的に聴かせる取り組みが導入された。校長は演奏だけでなく斉唱するようにしたいと考えているが、住民の中には「なぜ学校を軍隊に変えるのか」と憤慨する人もいる。地元の新聞「クラ―…

極東統一航空会社オーロラ 新たに航空機45機を導入 総費用571億ルーブル

統一された極東航空会社オーロラ(サハリンの地域航空オーロラをベースに創設)は、新たに45機を購入する。総費用は約571億ルーブル。ロシア連邦極東・北極圏開発省との会議で産業貿易省が発表した。計画によると連邦運輸省が所管するリース会社が2025年までに…

国後島・古釜布 謎の甲虫が再び這い出る いまだ種の特定ならず

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住宅で、再びあの黒い不気味な甲虫がうごめきだした。甲虫が初めて確認されたのは9月初旬。住民は3度、駆除を試みたが彼らは無敵だった。南クリル地区行政府は、甲虫をモスクワに送り、種を特定して駆除対策を検討するとし…

択捉島 錆びついた座礁船が残る海岸が観光スポットに 軍は警備員を配置

択捉島の太平洋側の海岸で座礁した「はしけ」を警備するため、ロシア軍は警備員を配置し食糧など生活に必要な物資を届けている。はしけ「コランダム」は2015年に座礁した。乗組員は全員無事だったが、船舶保険の問題が解決されていないため、警備が必要だと…

択捉島・紗那 サハリンで勉強し島に戻ってきた新任女性教師にアパート提供

教師となって生まれ故郷の択捉島に戻ってきたエカテリーナさんに9月23日、クリル地区行政府からアパートの鍵が手渡された。彼女はサハリンの教員養成大学を卒業し、島内の学校の教師として赴任した。エカテリーナさんは「部屋は明るく快適で、とても気に入っ…