北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-09-10から1日間の記事一覧

日露激戦の地、占守島の野外博物館は連邦予算で整備すべき--州議会議員

ロシアのトルトネフ副首相がシュムシュ(占守島)に野外博物館を整備したいと提案したことを受けて、サハリン州議会のボロトニコフ議員は「州の仕事は博物館の設計まで」と話し、整備費用は連邦政府が負担するよう求めた。同議員は実際にシュムシュ島を訪問し…

ユジノサハリンスクの日本外交官が「9月3日はソ連が南樺太と北方領土の占領を完了した日」とSNSに投稿 ロシア外務省代表部が日本総領事を呼びつけ抗議

日本の在ユジノサハリンスク総領事館の外交官が「9月3日はソビエト軍が南樺太と北方領土の占領を終えた日である」とSNSに投稿した問題について、サハリンのロシア外務省代表部は10日、久野和博総領事を呼び、「日本の外交官の発言は不適切で根拠のないものだ…

国後島・古釜布の住宅 黒い甲虫が大量発生 ゾウムシか?

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の住宅に黒い不気味な甲虫の群れが侵入し、住民を怖がらせている。今年の夏は国後島としては異常な暑さだったが、その気候と関係があるのか。いずれにしても稀な現象だ。サハリンの昆虫学者アレクサンドル・バーティアンキン…

国後島・色丹島 地球温暖化の影響でエゾマツが衰退 植物研究者が調査

今年8月、ロシア科学アカデミー極東支部ウラジオストク植物園研究所の科学者グループがクリル自然保護区(国後島)と小クリル保護区(色丹島と歯舞群島)で地球温暖化が森林に及ぼす影響などを調査した。科学者たちはカラマツとエゾマツに注目した。パベル・クレ…

深まる謎に迫る!北方領土から“泳いできた”ロシア人の男性に面会取材 一問一答

北方領土の国後島から、北海道東部の標津町に泳いで来たというロシア人の男性が8日、面会取材に応じました。以下、一問一答です。先月19日、国後島から泳いで来たというロシア人の男性、ワース・フェニックス・ノカルド氏、38歳。現在は、札幌出入国在留管…

洋上慰霊断念「むなしい」 根室の元島民ら落胆

北方領土ビザなし渡航の2年連続中止を受け、道が検討していた「洋上慰霊」の見送りが決まり、元島民らは故郷に近づき慰霊する方策を断たれる形になった。高齢の元島民からは「残念を通り越して、むなしい」などと落胆の声が聞かれた。(北海道新聞根室版2021…

択捉島、国後島で敵の上陸を想定した軍事演習実施

ロシア軍東部軍管区はクリル諸島(※場所は特定していないが、駐屯地がある択捉島と国後島とみられる)で、敵の上陸を想定した軍事演習を実施した。演習では、敵の上陸用舟艇を無人航空機「エレロン--3」で探知した後、自走砲で砲撃した。砲撃の調整もドローン…