北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-06-25から1日間の記事一覧

択捉島で電力喪失の危機 燃料運搬タンカーの遅れが原因

択捉島では、ディーゼル燃料を運ぶタンカーの到着が遅れたことにより、在庫が残り1日分となり、島は電力を失う危機に直面した。緊急事態省によると、6月23日、クリル地区行政府はサハリン州政府に対して財政支援を求めた。択捉島ではキトヴィ(内岡)とレイド…

ロシア上院議員9人が国後島訪問 クリル発展計画による社会インフラ整備状況視察

ロシア連邦院(上院)の国会議員9人が6月25日15時、ユジノサハリンスクから国後島メンデレーエボ空港に到着した。上院議員はクリル諸島社会経済発展プログラムの枠組みで整備された南クリル湾の深海ふ頭をはじめ、集合住宅、アファリナ・スポーツセンター、地…

国後島に初夏の訪れ マグノリアの白い花が咲いた

国後島ではマグノリア(ホウノキ)の白い花が6月18日に開花した。今年は夏の訪れが早い。1日の平均気温が10度を超えると初夏。国後では6月6日に始まった。貯水池近くの野原はセンダイハギの黄色いじゅうたんで覆われた。森はセミのさえずりで満たされた。海辺…

セベロクリリスク 太平洋サケ漁で400トン水揚げ 6月18日解禁

北クリルで6月18日に始まった太平洋サケ漁で、セベロクリリスクの漁業会社が416トンを水揚げした。サケ漁には、グラニスLLC、クリルスキーダウンLLC、アライドLLCが参加。北クリル漁場での操業で、カラフトマス261.7トン、シロサケ119.4トン、ベニサケ35.3ト…

国後島 シャチ研究グループが母子クマとにらみ合い

国後島でシャチの調査を行っている研究グループが母子クマに遭遇し、一時立ち往生を余儀なくされた。「母クマは子供を連れて何度か調査エリアに来ていた。叫んで見ても効果がないので、試しに詩を読んでみたが全く動かない。クマには詩を理解する美意識がな…

択捉島 内戦のシリアで戦いたくて人事担当に賄賂を贈ろうとした軍人に8万ルーブルの罰金

内戦が続くシリアへ派遣してもらうため賄賂を贈った択捉島の駐屯地に勤務する軍人に罰金刑が言い渡された。クリル地区の軍事裁判所の判決によると、男はシリアで戦いたいと考え、ロシア軍東部軍管区の人事担当者に賄賂を渡すことを計画。仲介者に2万ルーブル…

クリル発展計画の前期に投じられた連邦予算わずか12% サハリン州が41%負担 連邦上院委員会が政府に勧告を約束

ロシア連邦院(上院)の連邦構造、地域政策、地方自治、北部問題に関する委員会のメンバーが24日、サハリンを訪問。北方四島の開発計画であるクリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025年)の資金供給について州政府と話し合った。委員会側はクリル発展プログ…