北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2020-11-21から1日間の記事一覧

色丹島・斜古丹のアスファルト舗装工事 品質悪くやり直し

色丹島で初めてとなるアスファルト工事を視察したサハリン州政府のオロンツェフ副首相は、工事の質に問題があるとして請負業者にやり直しを指示した。工事はマロクリリスコエ(斜古丹)のソヴェツカヤ通りとテレシコワ通りの約2.5kmで、今年9月に始まった。工…

サハリン-南クリル間に来春就航予定の新造船が試験航海開始

来年春にもサハリンと択捉島、国後島、色丹島の南クリル諸島間で運航される新造貨客船「ネベルスキー提督」号の試験航海がサンクトペテルブルク近郊のラドガ湖で始まった。12月末にはサハリン州に移管される。2隻目の「バベル・レオ―ノフ」号は80%完成し、ま…

「ネムタク」の記憶今も 昭和の前半 輸送支えた根室拓殖鉄道

1929年(昭和4年)から30年間、日本最東端の鉄道が根室半島内を走っていた。鉄道ファンから「ネムタク」の愛称で呼ばれる根室拓殖鉄道だ。走行中の脱輪、吹雪で立ち往生--。数えきれない苦難に直面したローカル路線は、道路が未整備の戦前から戦後にかけ、海産…

色えんぴつの会10周年展 国後のニコライ画伯の作品も展示

根室市内の色鉛筆画の愛好家でつくる「色えんぴつの会」の10周年記念作品展が20日、市総合文化会館で始まった。会員らの力作42点に加え、北方領土・国後島在住の水彩画家ニコライ・ゴールスキーさんの作品34点もある。同会の熊谷征子代表はビザなし交流を通…

サハリン州コロナ感染1万人 連日100人超 四島住民も不安の声

北方領土を事実上管轄するロシア・サハリン州で、新型コロナウイルスの感染者数が累計1万人を超えた。流行「第2波」を迎え、1日当たりの新規感染者は11月以降、連日100人を突破。州政府は高齢者の外出制限や企業の従業員30%の自宅勤務義務付けなど、予防…