北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2020-09-01から1日間の記事一覧

ビザなし渡航全て中止 コロナ影響 35年ぶり

北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟、札幌)は31日、元島民が古里を訪ねる自由訪問について25日から予定していた最終回の実施を断念した。新型コロナウイルスが収束せず実施のめどが立たないためで、これで北方領土墓参、ビザ…

国後島 悪路に強い「ジムニー」が人気

「新・島だより」北海道新聞2020/9/1 国後島を走る車で最も多く見かけるのは、日本の自動車メーカー・スズキの小型四輪駆動車「ジムニー」だ。ざっと見渡す限り、車5台に1台がジムニーと言っても過言でない。 舗装化工事も進められているが、島の生活では…

国後島・色丹島でも新学期スタート 新1年生134人が入学

「知識の日」の9月1日、国後島と色丹島の5の中等学校でも新学期がスタートし、合わせて1,231人の児童生徒が登校した。新1年生は134人だった。最大のユジノクリリスク(古釜布)にあるユジノクリリスカヤ中等学校には全体で737人が通う。パヴリュケヴィッチ校長…

択捉島・紗那 酒に酔ってバイクを盗んだ男を逮捕

択捉島クリリスク(紗那)在住の31歳の男が今年7月、酒に酔ってバイク(10万ルーブル相当)を盗み逮捕された。男は私有地に入り込み、駐車してあったバイクを盗み逃走。通報を受けた警察官が後を追った。男の身元はすぐに判明した。男は持ち主に謝罪し、損傷した…

択捉島で新垣スタート 新1年生が初めて100人を超えた

択捉島の中等学校で9月1日の「知識の日」に、新学期が始まった。択捉島では初めて新1年生が100人を超え、児童生徒は全体で735人となった。新型コロナ艦船防止の観点から、児童生徒が多いクリリスクとゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)の学校では、2つのグルー…

色丹島の環境破壊 漁船などの汚水たれ流しが原因

色丹島の住民がマロクリリスカヤ湾(斜古丹湾)とクラボヴァヤ湾(穴澗湾)で環境破壊が進んでいると訴えている問題で、サハリン州水産局のラドチェンコ局長や南クリル行政府のブラセンコ市長らが現地を視察した。湾内の汚染について、湾に入る漁船が漁獲物を降…

8月31日 得撫島の日本軍が降伏文書に署名 クリル諸島北部がソ連占領下に

1945年8月31日、カムチャツカ時間の正午(日本時間午前10時)、カムチャツカ防衛区軍司令官グネチコ少将とウルップ島(得撫島)の日本軍第129独立混成旅団の旅団長・仁保進少将が会見。ウルップ島の日本軍は降伏文書に署名した。これによって、カムチャツカ防衛…

色丹島住民 湾内で環境破壊 「魚は死に鳥は飛べなくなった」

私たちは生態学的な破壊に直面している--。色丹島の住民は警鐘を鳴らしている。「マロクリリスカヤ湾(斜古丹湾)とクラボヴァヤ湾(穴澗湾)には息をするものは何もない。魚は打ち上げられ、鳥は飛べない」と住民は水産加工場を非難している。「漁船はマロクリ…