北方領土の話題と最新事情

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択捉島・別飛 子供たちも参加した遊び場プロジェクト 州政府も支援

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/8/16

択捉島レイドヴォ(別飛)村に子供たちの遊び場が完成した。費用は220万ルーブルと決して大きなプロジェクトではない。しかし、子供たちを含めて住民たちが議論を重ねてプロジェクトを立ち上げ、建設資金の一部も自分たちで集める社会的活動が評価され、住民参加による街づくりを進めるサハリン州の政策「イニシャティブ予算」事業に選ばれた意義ある取り組みだ。以前あった小さな遊び場が取り壊しになり、空き地で遊ぶ子供たちを見て母親たちが議論を始めた。リュドミラ・シニツィーナ村長によると、子どもたちの議論への参加は偶然ではなかった。「幼い子供たちは、人生の多くが自分のイニシアチブと、人生をより良く快適にするためのアイディアの表明に依存することを理解する必要がある」と、遊び場のオープニング式典で語った。資金調達も、地域の住民だけでなく、水産加工会社など企業が協力した。式典では子供たちがテープカットを行い、文化の家と図書館の職員がコンサートを開催。子供たちと住民が遊び場のオープンを祝った。

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択捉島・留別川 カラフトマスの遡上を制限 産卵場で死ぬサケも 

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/8/13

択捉島に大量のカラフトマスが遡上し、クイビシェフカ川(留別川)ではサケがひしめき合い、すでに死に始めている。サハリン地域での定置網漁で漁獲されたカラフトマスの半分が択捉島で漁獲されている。クイビシェフカ川には約3万3,000尾以上のカラフトマスが遡上。川の上流、中流の自然産卵場では、さらに遡上が続けば危険な状況になる。このため遡河魚種の生産を規制するための地域委員会は、遡上をコントロールする網の設置を許可した。同じく択捉島のクリルカ川(紗那川)ではすでに網が設置されている。

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2021年にサハリン—クリル航路に就航する貨客船の名前決定

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/8/16

サハリンとクリル諸島を結ぶ定期航路に2021年早々の就航が予定されている2隻の貨客船の船名が「ゲンナジー・ネヴェルスキー提督」「パベル・レオノフ」と決まった。約3,600人のサハリン住民が参加したインターネット投票などで選定された。歴史家のサマリン氏によると、ネヴェルスキー提督は170年前にサハリンと大陸の間に航行可能な海峡があることを発見した。また、ロシア地理学会サハリン支部のポノマリョフ支部長は「ロシアと中国や韓国、日本との国境を確立する上で大きな役割を果たした」と話す。パベル・レオノフはソ連時代のサハリン地域の指導者で、ワ二ノ—ホルムスク間フェリーを導入するなど、輸送インフラの整備に貢献した。建造中の2隻はそれぞれ乗客定員146人で、24個のコンテナと車両6台を積載できる砕氷型。2020年に完成し、2021年の第一四半期に就航する予定。

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択捉島にベニザケの群れが接近 漁獲可能量2倍の30トンに上方修正

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/8/16

カラフトマスの遡上が集中している択捉島に高級魚ベニザケの群れが接近し、漁獲可能量が2倍の30トンに上方修正された。専門家によるとオホーツク海へ向かうベニザケが群れを成して接近しているという。異なる種類のサケの混獲は禁止されており、カラフトマスの定置網漁とは別に7月11日から9月30日までベニザケの漁獲が認められた。当初17トンだった漁獲可能量は30トンに修正された。味の面でベニザケは、カムチャッカの漁師にしか漁獲が認められていないマスノスケにはやや劣るが、ユジノサハリンスクの店では冷凍ベニザケはカラフトマスの2倍の値段で売られている。

夏の需要増に対応しサハリン--択捉島路線1便増 サケ定置漁で働く学生たちが択捉島へ

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/8/16

オーロラ航空は、サマーシーズンの座席不足を解消するため、8月16日から9月16日まで、サハリン—択捉島リリスク(紗那)の定期便を1便追加して週9便体制とした。夏の後半から秋にかけては、休暇が終わる学生や南クリルでの定置網漁で働く人々の移動が活発になり、座席不足が問題になっていた。第1便には青いジャンパー姿のオムスクから来た学生グループが乗り込んだ。択捉島のサケ定置網漁で働くためだ。いま択捉島はおびただしいサケが遡上している。学生の1人は「これまで択捉島に到着するまで長い時間がかっていた。1回のフライトで我々のグループのうち数人が乗れるだけで座席が足りなかった。フライトが追加され、今回は48人が一緒に搭乗できた」と話した。追加フライトは70人乗りのDash-8を使用し、毎週月曜日に運航。料金は約6,000ルーブル

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択捉島・紗那--別飛道路で衝突事故5人ケガ 飲酒無免許運転で男逮捕

北方四島の話題

 サハリン・インフォ 2019/8/14他

8月12日午後8時20分ころ、択捉島リリスク(紗那)--レイドヴォ(別飛)間の道路で、乗用車同士が衝突し、5人が負傷する事故が発生した。ロシア内務省サハリン地方当局の調査では、37歳の男が運転するトヨタカルディナが対向車線にはみ出し、カローラと衝突した。カルディナのドライバーは酒を飲んで運転し、なおかつ数カ月前に免許を取り上げられており、無免許だった。男は「天候の悪化」を言い訳にしているが、それは通じるはずもなく、裁判にかけられる。サハリン州では今年に入って30人以上が飲酒運転で逮捕されている。

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択捉島・別飛の「オヒョウまつり」

北方四島の話題

 astv.ru/news 2019/8/11

astv.ruは択捉島レイドヴォ(別飛)で開催された「オヒョウまつり」の写真を多数掲載している。

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漁場に向かうオヒョウ釣りコンテストの出場者

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